産経WEST

【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】12球団最悪の失策の多さ 金本阪神は“聖地”甲子園で勝てない

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】
12球団最悪の失策の多さ 金本阪神は“聖地”甲子園で勝てない

チャンスをものにできないチームにベンチの金本監督の表情も厳しい チャンスをものにできないチームにベンチの金本監督の表情も厳しい

 ペナントレースを戦う上で本拠地での勝率は大きな比重を占めます。首位・広島はホームで29勝10敗1分。ロードでは24勝26敗です。ホームでの貯金19が極めて大きいですね。阪神はまず甲子園球場で勝てるチームへの変貌を遂げなければなりません。そうでないと金本阪神はいつまで経ってもリーグ制覇には手が届かないでしょう。

 阪神は1985年(昭和60年)にリーグ制覇、そして西武を破って日本一に輝きました。その時の守備陣形は捕手・木戸で一塁・バース、二塁・岡田、三塁・掛布、遊撃・平田。中堅は弘田&北村でした。スカウト部長としてその陣形の土台を築いた小林治彦氏(故人)は生前、よくこう話していました。

 「昭和60年の陣容を見て何か気がつかないか。捕手と二塁、遊撃手は3人とも大学でキャプテンをしていた。意識的に3人を揃えたんや。センターラインが強固で、野球の視野の広い選手でないとチームは安定した戦いができない。意識的にスカウトしたんや」と…。 そして、表面的にはバース、掛布、岡田のクリーンアップを中心とする打線で勝った印象の強い1985年の戦いを振り返り、こうも話していましたね。

 「阪神は伝統的に投手中心の守りの野球。1985年も守備力の充実とリリーフ陣の強化があってこそ強力打線が生きたんや。阪神球団が間違うのはいつも目が打撃に行った時や。打てばハデで気持ちいいからね。それに酔ってはダメや。これは甲子園球場をバックにして戦っているうちは不変の定義やで」

 シーズン100失策ペースを前に、小林治彦氏の言葉が走馬燈のように頭の中に浮かんでくるのです。阪神の球団首脳と金本監督はチーム編成を土台から見直さなければ明るい前途はありませんね。

植村徹也(うえむら・てつや) 植村徹也(うえむら・てつや)  1990(平成2)年入社。サンケイスポーツ記者として阪神担当一筋。運動部長、局次長、編集局長、サンスポ特別記者、サンスポ代表補佐を経て産経新聞特別記者。阪神・野村克也監督招聘(しようへい)、星野仙一監督招聘を連続スクープ。ラジオ大阪(OBC)の金曜日、午後10時から「NEWS TONIGHT いいおとな」( http://www.obc1314.co.jp/bangumi/iiotona/ )の『今日のトラコーナー』や土曜日午後6時45分からの「まさとと越後屋のスポーツ捕物帖」( http://www.obc1314.co.jp/bangumi/okini/ )、に出演中。「サンスポ・コースNAVI!」( http://www.sanspo.com/golf/tokushu/golf-t24944.html )ではゴルフ場紹介を掲載、デジタルでも好評配信中。

関連トピックス

「産経WEST」のランキング