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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】12球団最悪の失策の多さ 金本阪神は“聖地”甲子園で勝てない

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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】
12球団最悪の失策の多さ 金本阪神は“聖地”甲子園で勝てない

チャンスをものにできないチームにベンチの金本監督の表情も厳しい チャンスをものにできないチームにベンチの金本監督の表情も厳しい

 本拠地・甲子園球場で勝てない理由は自明の理です。両翼95メートル、中堅118メートル、左右中間118メートルという広いグラウンドで、しかも右から左方向に強い浜風が吹く特徴から左方向への本塁打は出にくいですね。さらに内野は土で、外野は天然芝です。打球は殺されますね。人工芝のように球足が速くなって内野手の間を抜ける安打も減ります。つまり本来は本塁打数も少なく、得点も入らない球場なのです。

 逆に必要になるのは投手陣を中心とするバッテリーの安定と内外野の守備力です。自明の理…というのはソコです。阪神は投手陣の防御率は3・99(巨人に次ぎリーグ2位)と悪くありませんね。しかし、失策や記録に表われない守備のミスが投手陣の足を引っ張っています。守り切れないからムダな失点が増え、現状の得点能力(チーム得点338=87試合、広島は463=90試合)では追いつけない。負の連鎖が止まらないのです。

 何が原因か。正捕手を決めてこなかった。内野手のポジションを固定できなかった。外野の両翼が福留、糸井のベテランで中堅が決まらない。つまり金本監督の選手起用が守備力を向上させない一因であることは否定しようがないでしょう。スタメン起用する選手の物さしを打撃の好不調で決めてきた過去2シーズンのツケが出てしまっていますね。

 さらに阪神球団の戦力編成にも大問題があったでしょう。投手を中心とするセンターラインの強化が必要なのに、必ずしもそこに焦点を合わせていないようなドラフト戦略や他の補強の積み重ねが見てとれます。つまり球団も金本監督も過去2シーズンで97失策、82失策という無残な数字があるにもかかわらず、そこに正面から目を向けていなかったからこそ、今季も最悪100失策ペースなのですね。

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