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【動画】【西日本豪雨】「生まれた子牛のためにも」 濁流に飲まれた被災牧場が再建目指す 東広島市

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 ただ、絶望の中、牧場に明るい話題が舞い降りた。翌8日、オスの子牛が誕生したのだった。

 子牛は生まれてまもなく立ち上がり、母牛の乳を飲んで元気な様子を見せた。出産予定日は、雨が激しくなってきた7月6日午後だった。「あの時生まれたら、あんたおらんかったで」。出産に立ち会った岡崎さんは、子牛にこう語りかけた。

 ただ、牧場経営が厳しいことに変わりはない。被災後の約1週間は、牧場付近の道路が寸断されたため餌を運搬できず、通常の半分ほどの量しか与えることができなかった。濁った水を飲んだ牛が下痢をしたりするなどし、体調を崩していた。

 「生まれてきた子牛のためにも、できるだけ早く元に戻らんと」。その思いだけで約1カ月間、牧場の復興に突き進んだ。家族総出で、牛舎に流れた土砂をスコップでかき出した。餌のわらを切る機械が水没のため故障し、1日約100キロのわらを手作業で切り続けた。

 今では餌を十分与えられるようになり、これまでのような生活を取り戻しつつある。しかし牧場では、完全に除去できない土砂で砂ぼこりが舞い、牛が肺炎や感染症にかからないか気がかりだ。岡崎さんは「牛たちにつらい思いをさせないためにも、できるだけ早く再建したい」と汗をぬぐった。

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