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【世界を読む】8月末に宗教界の日中韓サミット、激変する半島情勢で決められることはあるか

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 左派紙ハンギョレ新聞の記者は「天皇の戦争責任を認めること」が歴史をめぐる紛争の根本的な解決につながると強調。倫理学を専門とする大学教授は「独島(トクト)は、歴史的・現実的・法律的に大韓民国の領土である」と述べ、日本固有の領土である竹島(島根県隠岐の島町)の不法占拠を正当化してみせた。

 ところが、日本の宗教者・宗教学者はこうした批判に正面から反論しなかった。逆に、過去の戦争責任に対し、さまざまな形で謝罪を表明することが定例になったという。

北朝鮮への融和と「南北統一」

 IPCR国際セミナーの開催を提唱したのは、韓国の金星坤(キム・ソンゴン)氏。与党「共に民主党」の元国会議員で、文在寅(ムン・ジェイン)政権になってからは駐日大使への起用が取り沙汰されたこともある人物だ。韓国の仏教系新宗教、円仏教の熱心な信者だという。

 文在寅大統領と同様、金星坤氏も北朝鮮に対して融和的な考え方をしている。

 昨年、韓国・釜山(プサン)で開かれたIPCR国際セミナー2017の基調講演では、十字架に張り付けにされたイエスが「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」と言ったという聖書の逸話を元に、こう語った。

 「北朝鮮の核問題を解決しようと思い、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を『捨てられたイエス』とみて、彼を愛する気持ちを持つ」

 背景には「南北統一」への強い希求がある。

 韓国側は、南北朝鮮の統一が東北アジア平和共同体を作る上での前提になると主張している。南北統一のために、あえて共同体の構築を持ち出して日中の協力を得ようとしたのではないか-といううがった見方もできるだろう。

共産主義を「信仰」する中国

 IPCR国際セミナーのもう一方のプレーヤー、中国にも課題がある。

 中国共産党は一党支配を堅持するために宗教を警戒しており、とりわけ言論の自由や人権を重んじるキリスト教に弾圧を加えてきた。国内には政府非公認の「地下教会」が存在し、信徒数は政府公認教会の数倍から10倍近くに達しているとの見方がある。

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