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【浪速風】「水の日」に思う。未曽有の水害と打ち水の涼(8月1日)

冠水したままの町=7月9日午前8時12分、岡山県倉敷市真備町(本社ヘリから、鳥越瑞絵撮影)
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 8月になった。というより、記録ずくめだった7月がようやく終わった。1日は「水の日」である。「水資源の有限性、水の貴重さ及び水資源開発の重要性について国民の関心を高め、理解を深めるため」として定められたが、今年は西日本豪雨の記憶が生々しく、むしろ水の脅威を強く感じる。

 ▼日本は水に恵まれた国である。多雨地帯であるモンスーンアジアの東端に位置し、年平均で約1700ミリの降水量は、世界平均の2倍近い。この雨が山林に蓄えられ、川となって平野を流れ、さまざまに利用されてきた。外国人がうらやむ「水と安全はタダ」は、ほかならぬ日本人がそう考えた。

 ▼近年、乱伐によって森は荒れ、川はコンクリートで閉じ込められた。水の恩恵を忘れ、上手につきあう心を失ってしまった。未曽有の水害は自然のしっぺ返しではなかったか。豪雨の後に猛暑が続く。街中で打ち水イベントを見かけたが、ひしゃく一杯の水がありがたく思えた。

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