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【大阪ブルース!】音が通る“トンネル”をわざと小さくしたマーシャルのアンプ ロックには最適だが…

マーシャルアンプを愛用したエリック・クラプトン
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 アンプの音が歪(ひず)むということを、英語では「オーバードライブ」とか「クリップ」という。「駆動しすぎる」とか「頭を潰す」というイメージだ。

 電気の波が大きなトンネルを通ってゆくというイメージを持っていただければ良い。トンネルには当然ながら大きさに限度がある。トンネルの大きさよりも大きな波を無理やり押し込むと、波のてっぺんはくだけて、それまできれいだった波の形もぐしゃぐしゃになる。アンプが「歪む」イメージはそんな感じだ。

 音が歪んでしまっては具合悪いから、音を通すトンネルをできるだけ大きくなるように設計するのがアンプ設計の基本だが、マーシャルのアンプはわざわざトンネルの大きさを絞るように作った。トンネルの大きさを絞るのだから、とても大きな波も、まあまあ大きな波も、同じように潰れてしまう。

 それでマーシャルのアンプはどんなギターをつないでも同じような音が出る、とも言われてきた。ピックアップの出力とギターの材質の違いで多少の違いは出るにしても、またアンプの方の個体差で多少音が違うにしても、あまりギターを選ばないという。

 また、元々の音の波があまり関係ないのであれば、多少弾き方がいい加減でもしっかり音が出ることになる。逆に言えば、ギターを弾くときに強弱のニュアンスをつけようとしても、アンプから出てくる音は同じようなものになってしまう。

 大音量がずっと続くようなロック・ミュージックにはそんなマーシャル・アンプの音がぴったり合うようで、今に至るまでマーシャルはロック・ギターの定番である。

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