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【華麗なる宝塚】花組「MESSIAH」男役スター、鳳月杏「救いようのない悪役は難しい」

 物静かで穏やかな自身が役に共感する点は「全くないです」と笑う。強いていえば、「やるべき自分の役割をしていることぐらいですかね」。今作のように自身とは異なる役、特に悪役や人の上に立つ役などを演じるときは、自然と舞台袖や稽古場でのたたずまいが変わるという。

 普段は「1人で集中して舞台に立ちたいタイプ」。が、エネルギーを要する役の場合、静かにしていると舞台でパワーを全開にするまでに時間がかかってしまうそう。「私の場合は人と接した方がいいかなと。話し掛けたことのない下級生をつかまえてダメ出しするなど(笑)、話をします」

 衣装は和装。はかま姿で稽古をした。久々に日本刀での殺陣もあるが、「強い悪役の場合、さばき方や出し入れを失敗したら、格好悪い。慣れているように見えるよう、空き時間があれば、練習しました」

 平成18年入団、月組に配属。27年にトップ、明日海りお体制の花組にきた。下級生時代から「周囲の人をよく見てきた」。それは遅咲きで、群衆芝居や群舞を多く経験した“学び”によるものだ。「役の作り方や取り組み方を変え、役の範囲内で少しでも人と違う個性を出す。同じことをするのはつまらないから」

 尊敬するトップの明日海は、月組から花組へ組替えした“先輩”。ビジュアルのこだわりを含め、明日海から受けた影響は大きい。「美しいお顔の上に美意識がすごく高くて。毎回、繊細な部分までこだわられている。メークはちょっとした色味や線で変わるので。私ももっとやらねばと」

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