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【関西の議論】神戸「復興のシンボル」パンダの行方 中国との「ディール」は成功するか

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神戸の「パンダ愛」

 交渉が一筋縄ではいかない背景には、中国がこれまでパンダを「外交カード」に利用してきたという歴史がある。中国は1950年代から友好の証として他国にパンダを贈呈してきたが、81年にワシントン条約に加盟すると、共同繁殖研究の名目でレンタル料を取ってつがいを貸与する方式に転換。神戸市は現在、年間25万ドルを中国側に支払っている。

神戸市立王子動物園のパンダ「タンタン」(同園提供)
神戸市立王子動物園のパンダ「タンタン」(同園提供)

 同園によると、中国には野生と飼育を合わせて約2300頭のパンダが生息しているが、こうして貸与されたパンダは18カ国の約60頭だけ。このうち日本は計9頭で、米国の12頭に次いで2番目に多いという。

 こうしたパンダの「政治性」を逆手に取り、市議連は中国側へのアピールを続けるつもりだ。市議連は中国側との会談でも、神戸と天津が友好都市として提携してから今年で45周年を迎えることなど、中国との歴史的な絆をアピール。昨年7月には東京の中国大使館を訪れ、神戸の幼稚園児ら373人が描いたパンダの絵を大使に手渡し、習近平国家主席に絵を見せるよう頼んだ。今後も、自民党上層部に働きかけて政府から中国側に要望を行うよう依頼するという。

 神戸市も、7月の寺崎秀俊副市長の中国出張に急遽(きゅうきょ)同協会への訪問を組み込んだ。副市長はマンホールにパンダの絵が使われるなど、神戸が街をあげてパンダを愛していることを訴えたという。

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