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司馬さんの推敲、変遷を感じて…24日から記念館企画展「司馬遼太郎の自筆原稿と対話する」

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司馬さんの推敲、変遷を感じて…24日から記念館企画展「司馬遼太郎の自筆原稿と対話する」

エッセーや小説など司馬さんの自筆原稿を並べた企画展=東大阪市下小阪 エッセーや小説など司馬さんの自筆原稿を並べた企画展=東大阪市下小阪

 作家・司馬遼太郎さん(1923~96年)の手書き原稿を集めた企画展「司馬遼太郎の自筆原稿と対話する」が24日から、東大阪市下小阪の司馬遼太郎記念館で開かれる。エッセーや小説の自筆原稿に残る色鉛筆を用いたカラフルな推敲(すいこう)の跡からは、司馬さんの作品への思いがダイレクトに伝わってくる。

 司馬さんは万年筆で書いた原稿に、緑や青、赤、黄色などの色鉛筆を使って、文章の削除や言葉の挿入などを行う独特の推敲スタイルを持つ。

 企画展では、1960~90年代の「千石船(せんごくぶね)」「モンゴル素描(そびょう)」「風塵抄(ふうじんしょう)」などのエッセーを展示。初期の原稿は万年筆のみだったが、80年代には緑色の推敲の跡が確認できるなど、そのスタイルの変遷を垣間見ることができる。

 このほか、昨年発見されて話題となった小説「竜馬がゆく」のラストシーンや、「坂の上の雲」の印象的な書き出し部分の自筆原稿も紹介する。上村洋行館長は、「自筆原稿に残る筆致や文章を練った跡から、創作時の雰囲気を感じ取ってもらいたい」と話している。

 10月28日まで。入館料大人500円。問い合わせは同記念館(電話06・6726・3860)。

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