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捜索中に電話禁止「違法」 福岡高裁

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捜索中に電話禁止「違法」 福岡高裁

 佐賀県警が捜査した覚醒剤事件の控訴審判決で、福岡高裁(野島秀夫裁判長)は20日、捜索現場に居合わせた被告の男(68)らに携帯電話の使用を一律禁止した捜査員の対応を「違法」と判断した。一方でこの点は、覚醒剤成分が検出されたとの鑑定書に基づく有罪認定に影響しないとし、懲役3年2月とした一審佐賀地裁唐津支部判決を維持した。

 判決によると、県警は関係者宅の捜索を開始した際、居合わせた被告らに携帯電話を床に置かせ、使わないように指示した。弁護士に電話しようとした別の男に「捜索が終わるまで外部と連絡できない」と話した。

 判決は、弁護士に連絡する行為は「証拠隠滅や捜索の妨害に当たらず、使用禁止は正当な権利行使を妨げる措置で違法だ」と指摘した。

 一審は証拠隠滅を防ぐ点から、電話の使用禁止には合理的根拠があったとしていた。

 判決によると、被告は昨年4月、佐賀県などで覚醒剤を使用した。

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