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【西論】サッカーW杯 4年後へ 日本人の若手指導者育てるとき

 ポーランド戦の後半、長谷部(左)に指示を出す西野監督=28日、ボルゴグラード(共同)
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 約1カ月間、熱戦を繰り広げたサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は、フランスが優勝して幕を閉じた。前回優勝国のドイツや世界的スーパースター、クリスティアノ・ロナルド(33)が率いたポルトガル、リオネル・メッシ(31)のアルゼンチンなどの強豪が早々と姿を消した大会は、語弊を恐れずに言えば、おもしろみにやや欠けた。4年ごとに開かれるW杯は、サッカー界の新たなトレンド(潮流)が生まれ、世界に伝播(でんぱ)していく場だが、今回は目新しい戦術や将来を展望する斬新なスタイルは誕生しなかったからだ。

 近年の大会を振り返ってみると、2010年南アフリカ大会は優勝したスペインに代表されるボールを保持しながら細かくパス交換を繰り返し、相手守備網の隙を突くスタイルが世界を席巻した。14年のブラジル大会では、高い位置で相手のボールを奪い、素早くカウンターを仕掛ける方法が主流となった。あえて言うなら、今回のロシア大会で画期的だったのは映像で判定の補助をするビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の導入。映像確認のため唐突にプレーが中断する場面は、一瞬にして攻守が入れ替わるサッカーという競技の本質にかかわる危険性をはらんでいる。戦術的には国際サッカー連盟(FIFA)のリポートの分析を待つ必要があるが、カウンター重用の流れが続き、ボール保持の重要性がさらに低下した印象がある。

 ◆決勝T進出の一方で

 そんな中、2大会ぶり3度目の決勝トーナメント進出を果たした日本は、かつてのボール保持のスタイルと、大会開幕2カ月前に代表監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏(66)が推進した素早いカウンター攻撃を融合して戦った。急遽(きゅうきょ)、チームを引き継ぐことになった西野朗(あきら)監督(63)が短時間のなかで編み出した現実的な手法が奏功したといえる。

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