PR

産経WEST 産経WEST

【西日本豪雨】自分だけは大丈夫…避難行動の遅れ背景に「正常性バイアス」 

Messenger

 国や自治体による警戒情報を、効果的な避難行動に結びつけるためにはどうすればいいのか。防災システム研究所の山村武彦所長は「情報伝達の仕方で人の行動は変えられる」と主張する。山村所長は「(自治体が出す)避難勧告や避難指示などの行政用語では事態の切迫性が伝わらない。『避難命令』などの直接的な表現や、『すぐに逃げてください』といった子供や高齢者でも分かる表現に改めるべきだ」とした上で、「災害時には『自分は被害に遭わない』という根拠のない楽観は禁物。堤防を高くするなどハード面の対策だけでなく、危機に敏感な『心の堤防』をあげる努力が行政・住民側双方に欠かせない」と話した。(吉国在)

     ◇

 ■正常性バイアス

 偏見や思い込み(バイアス)によって思考や判断、行動に影響を及ぼす心の仕組み。異常事態に直面しても「まだ正常の範囲」と捉えることで、小さな出来事に過剰反応せずに心の安定を図る作用があるが、災害時などでは避難のタイミングを失う危険性が指摘されている。

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ