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関西大学「ガチンコ後継者ゼミ」が他大学学生にも開放へ 中小企業の後継者育成支援

関西大学の「ガチンコ後継者ゼミ」の様子。家業を継いだ経営者が学生に経験談を語る=今年4月、大阪府吹田市の関西大学(織田淳嗣撮影)
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 関西大学が、企業経営者・自営業者の子である学生を対象に開いている事業承継の講義に、来年度から大阪府下の他大学の学生を受け入れる方針であることが18日分かった。学生が卒業に必要な単位を他大学の講義で取得できる「単位互換制度」を活用する。中小企業の後継者確保は全国的に困難になっており、廃業も相次ぐなか、将来の事業の担い手となる学生の意識を底上げする狙いがある。

単位互換制度を活用

 講義は「ガチンコ後継者ゼミ」。大阪市の中小企業支援拠点、大阪イノベーションハブの山野千枝チーフプロデューサーが講師を務め、平成24年から上期(4~7月)に毎週開かれている。実際に家業を継いだ経営者を招いて経験談を語ってもらう内容で、企業の後継者候補である学生の関心が高く、他大学の学生も聴講に訪れているという。

 単位互換制度は、大阪府下の大学で作る特定非営利活動法人「大学コンソーシアム大阪」が仲介する仕組みで、17年に開始され、関大や大阪大学、近畿大学など府下38大学が参加している。関大は来年度にガチンコ後継者ゼミが適用されるよう申請する方針だ。

 中小企業白書によると、平成28年の企業の休廃業・解散件数は2万9583件で過去最多を更新。このうち約半数は収支が黒字の状態だったといい、経営者の高齢化と後継者不在が事業を継続できなくした。産業や地域経済の活力を維持するためにも、中小企業の後継者育成・支援に官民をあげた取り組みが求められている。

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