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【鉄道アルバム・列車のある風景】伊賀鉄道(上)/藤の花の疲れ

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 郊外の市部(いちべ)駅にマイカーを駐車してパークアンドライド。いったん街並みを抜けて北郊の新居(にい)駅で降り、服部川の堤防に立つと春霞の向こうに上野城がそびえていた=写真(1)。戦国大名・藤堂高虎が建設を進めたものの、完成直前の台風被害で果たせなかった天守の夢を、昭和10年に市民が果たしたのだという。そう聞くと感慨もひとしお。

 そこから電車で街中へ戻り、雨模様の中を撮影して回る。西大手、上野市と駅間を歩き回り、広小路駅から住宅街を走る電車を狙っていると、走り去る姿が甍(いらか)の波の間を足音もなくするするっ、と走る忍者のように見えた=写真(2)。そして藤の花のような疲れを覚えた。(藤浦淳)

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