PR

産経WEST 産経WEST

【西日本豪雨】被災地で相次いだ病院の電源喪失 BCP策定はわずか7・1%

西日本豪雨で被災した「まび記念病院」。患者を受け入れられない状態が続いている =16日午後、岡山県倉敷市真備町(鳥越瑞絵撮影)
Messenger

 西日本豪雨では、岡山県倉敷市真備(まび)町の「まび記念病院」で、非常用の電力設備が水没して電源が喪失。6月に発生した大阪北部地震でも、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)の自家発電機から院内に送電できなかった。内閣府が平成25年に発表したサンプル調査では、被災時に医療を継続するための計画(BCP)を策定している医療施設は、医療施設全体のわずか7・1%。災害のたびに人命を守る拠点となる病院が被災し、医療活動を継続できないという課題に対応策はあるのだろうか。

非常用電源が水没

 23年3月の東日本大震災の際にも電源を喪失した病院は相次いだが、近隣の建設会社やレンタル会社から電気設備を借りて対応できたケースもあり、専門家も周辺企業などとの連携の必要性を指摘している。

 まび記念病院は7日早朝に1階が水没。入院患者や避難してきた地元住民ら一時約300人が取り残された。患者らは3、4階に避難し、9日未明までに、全員が救出された。

 同病院によると、院内は停電に見舞われ、非常用の電源も水没し機能しなかったという。同病院は「被災者の支援などを優先しており、原因は現時点では分からない」としている。

大阪北部地震でも

 6月18日に発生した大阪北部地震で被災した国立循環器病研究センターでは同日、約3時間にわたって停電した。停電時の自家発電機系統の送電線などが異常をきたして送電できず、電力は非常用バッテリーのみに。人工呼吸器など患者の命に関わる最小限の機器に絞って送電した。

 同センターでは、電気事業法が定める自家発電機の年1回の点検を少なくとも5年間実施していなかったという。

続きを読む

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ