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【西日本豪雨】断水地域「少しでも癒やしに」 井戸水使い入浴を提供 広島

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【西日本豪雨】
断水地域「少しでも癒やしに」 井戸水使い入浴を提供 広島

自宅の風呂を、避難している男性(左)に提供する吉川秀幸さん=13日午後、広島県東広島市河内町(恵守乾撮影) 自宅の風呂を、避難している男性(左)に提供する吉川秀幸さん=13日午後、広島県東広島市河内町(恵守乾撮影)

 断水が続く広島県東広島市河内(こうち)町で、無職の吉川秀幸さん(64)が自宅に引く井戸水を使った風呂を開放し、被災者を癒やしている。「みんなのために」との姿勢は、土砂崩れで犠牲になった近貞(ちかさだ)勝司さん(84)との生前の交流から学んだという。近貞さんの思いを胸に、被災者を元気づけている

 13日夕、吉川さんの自宅では、1週間前から避難生活を続ける福貞智大さん(24)が浴槽につかり、笑顔を浮かべていた。「湯加減はどうじゃ」と声をかけ、苦労をねぎらう吉川さん。福貞さんは「一人で湯につかったのは避難してから初めて。リラックスできました」と感謝しきりだった。

 日頃のボランティア活動の経験を生かし、7日朝から土砂崩れで塞がった国道の回り道をつくった吉川さん。避難所の運営にも携るなど、傷ついた町のために汗を流してきた。

 そんな中、親交のあった近貞さんの自宅が土砂に流され、行方不明になっていることを知った。無事を祈ったが願いは届かず、「頭が真っ白になった」と振り返る。

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