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【大学発 社会をつなぐ】「吹田くわい」の復活にチャレンジ 大阪学院大(上)経済学部4年、阪井昌彦さん(21)

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【大学発 社会をつなぐ】
「吹田くわい」の復活にチャレンジ 大阪学院大(上)経済学部4年、阪井昌彦さん(21)

「吹田くわい」を掘り起こす阪井昌彦さん(右) 「吹田くわい」を掘り起こす阪井昌彦さん(右)

 昨年12月3日。大阪府吹田(すいた)市の神社「泉殿宮(いづどのぐう)」の境内(けいだい)で恒例の「吹田くわい祭り」が開かれた。吹田くわいは明治初頭まで京都御所に献上された市が誇る伝統野菜だが、宅地化が進み収穫量が激減。現在は一部の農家で個人栽培されているだけだ。

 この伝統野菜を復活させようと地元の大阪学院大学が10年前から保護活動に乗り出し、毎年の祭りも企画する。この日は学生が吹田くわいを素揚げにして来場者に振る舞った。実行委員会副委員長を務めた経済学部4年の阪井昌彦さん(21)は「甘みがあっておいしいですよ」と呼びかけた。

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 阪井さんが保護活動に参加したのは大学2年の時。学内でボランティア参加者を募っているのを知り、「自分がこれまでやっていないことへのチャレンジ」と志願した。学生たちは初夏に地元の生産農家「平野農園」(吹田市江坂)で吹田くわいの苗を植え付け、7月にはJR吹田駅前で白装束を身にまとって京都御所への献上行列を再現。初冬の収穫を経てフィナーレの祭りを迎える。2年前からキャンパス内でも吹田くわいの栽培が始まった。

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