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【大空の現場最前線~関西国際空港】空港島は「地盤沈下」との闘い…深夜に行われるジャッキアップ

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 鉄板を組み合わせて調整する「フィラープレート工法」と呼ばれる沈下対策の一つ。沈下量が30ミリを超すと柱に厚さ75ミリのブロック(最大7段まで可能)を溶接する「ベースブロック工法」がとられ、さらに785ミリを超えると柱そのものを延長する「柱延長工法」を行う。これまでに行われた柱のジャッキアップの高さは最大で930ミリ。こうした地道な作業が24年もこつこつと続けられ水平が保たれている。

滑走路のそばで

 地盤沈下の影響で関空島を囲む護岸も沈んでいく。かつては高波が護岸を越えて道路を冠水させるなどの被害もあった。このため護岸が高潮や津波に対して必要な高さを下回らないよう、かさ上げや補強工事も計画的に実施してきた。

 淡路島を望む2期島の北西側。長さ約6キロにわたり、平成26年秋から行われてきた護岸工事が今月ほぼ完了した。コンクリートでかさ上げした高さは3メートル。50年に1度に相当する波に対応できるよう設定されているという。一直線に延びる護岸は壮大だ。

 ただ、滑走路を24時間運用しながらの工事。航空局などの関係機関との作業調整のほか、離着陸する航空機の安全を確保するために航空法によって空港周辺に設けられている「制限表面」(高さ制限)が設定され、すべての物件の高さが厳密に決められている。重機選びにもこまやかな配慮が必要だったという。

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