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カテーテル事故で「犯人視」…無罪女性が賠償求め提訴

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カテーテル事故で「犯人視」…無罪女性が賠償求め提訴

 佐賀県嬉野市の養護老人ホームで入所者の胃ろう用カテーテル(管)を引き抜いたとして傷害罪に問われ、無罪が確定した職員の女性(33)が13日までに、犯人と決めつけたような対応をされたなどとして施設側に約1230万円の損害賠償を求め、佐賀地裁に提訴した。6日付。

 訴状によると、平成26年11月ごろから同12月、入所していた当時90代の男性の管が抜ける事故が14回あった。施設側は、介護を担当していた女性が故意に抜いたとして27年2月下旬、出勤停止と自宅待機を命じたとしている。女性はうつ状態と診断され、現在も休業を余儀なくされているという。

 刑事裁判では、佐賀地裁が昨年12月、施設内に設置されたビデオ映像を基に「女性が抜き取ったとするには合理的な疑いが残る」と判断した。検察側は控訴を断念し、無罪判決が確定した。施設側は「訴状の内容を確認した上で対応を考える」としている。

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