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【西日本豪雨】大人は忙しく、子供は退屈…親子連れ、避難所で苦慮 8人兄弟も児童館が支援

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【西日本豪雨】
大人は忙しく、子供は退屈…親子連れ、避難所で苦慮 8人兄弟も児童館が支援

 西日本豪雨の被災地では、子供連れの家族が多く避難所に身を寄せる。「自宅を片付けたいけど、危ないので連れて行けない」。幼い子を抱えた被災者は苦慮。岡山県倉敷市の避難所では、両親が片付けをしている間、児童館の職員が駆け付け、子供の面倒を見る姿があった。

 市立第二福田小の体育館には、同市真備町地区で被災した会社員、中島博之さん(42)と妻の亜砂美さん(43)が、4~16歳の息子8人とともに避難している。「お菓子あげる」「オセロしようよ」。末っ子の希蒼(のあ)ちゃん(4)は体育館を所狭しと駆け回り、四男寧音(ねお)君(10)は漫画に夢中。トランプやブロックなど、それぞれが自由に遊んでいた。

 自宅は2階まで浸水。片付けに連日通う亜砂美さんは「小さい子供だけ置いて行くと熱中症が心配」と話す。博之さんは「騒いで周りの迷惑になるのでは」と気掛かり。「昼は炎天下で泥を片付け、戻ったら子守」と疲れ切った様子だ。

 子供も不安を抱く。災害日記を付け始めた寧音君は「早く元通りにして、友達とサッカーがしたい」とストレスをためているようだ。

 こうした親を支援しようと、倉敷市で複数の児童館を運営する社会福祉法人が避難所に職員を派遣し、無償で子供を見守る取り組みを始めた。第二福田小で8人兄弟の面倒を見ていた真備児童館の女性職員(46)は「大人は忙しく、子供は退屈。早く居場所を確保してあげることが必要だ」と訴えた。

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