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【西日本豪雨】不明の息子、早く見つけたい-救助隊去っても「ここにいるのでは」と捜索続ける父 広島

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【西日本豪雨】
不明の息子、早く見つけたい-救助隊去っても「ここにいるのでは」と捜索続ける父 広島

複数の車を巻き込んだ土砂崩れの現場で、行方不明の国安和宏さんを捜す父親(右)=12日、広島市安芸区 複数の車を巻き込んだ土砂崩れの現場で、行方不明の国安和宏さんを捜す父親(右)=12日、広島市安芸区

 道路が寸断され、重機の投入もままならない広島市安芸区矢野町の土砂崩れ現場で、広島市南区の会社員、国安和宏さん(38)の行方が分からなくなっている。現場には連日、父親(63)や親族が駆け付け、懸命の捜索活動を続けている。「どこにいってしまったのか」。連絡の取れない最愛の息子の手がかりを追い、父親は汗をぬぐった。

 矢野町の病院近くで6日夜、複数の土砂崩れが起きた。広島県呉市の会社から、広島市南区の自宅へ車で帰る途中だった国安さん。午後7時40分ごろ、妻に「倒木があって通れない」と電話したのを最後に、連絡が取れなくなった。

 8日、国安さんのおじ(59)が、短文投稿サイト「ツイッター」に投稿された写真に、国安さんの乗用車に似た車を発見。写真の背景から、病院近くの道路と判明した。父親が駆け付けると、横転するなどしていた複数の車が放置されていた。

 その中で見つけた黒い乗用車。国安さんのものだった。土砂に埋もれていたが、車内には誰もいなかった。病院に搬送されるなどした形跡もなく、行方は今も分からない。

 当初は警察など救助隊の作業を見守った。しかし、道路が寸断されている影響で重機も入れず、捜索が難航した。隊員が別の場所に移動しても、「ここにいるのでは」との思いは強まり、自らがれきや土を掘り起こすようになった。

 現場には連日、厳しい日差しが照りつける。現地での捜索が5日目となった12日も、大粒の汗をぬぐいながら、親族らとがれきの中に、息子の姿を捜した。

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