産経WEST

【西論】神戸市教委いじめメモ隠蔽 「子供第一」教育者の原点に返れ

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【西論】
神戸市教委いじめメモ隠蔽 「子供第一」教育者の原点に返れ

調査メモをめぐる経緯 調査メモをめぐる経緯

 ◆現場の意識改革を

 平成23年の大津市立中学校の男子生徒自殺を機に、いじめ対策は構造改革を含め進められている。25年施行のいじめ防止対策推進法は、重大事態があれば教育委員会と学校に調査を課し、再発防止に努めるよう義務づけた。教育委員会制度も見直され、教育長と教育委員長を一本化した新「教育長」が責任を持って指導にあたる体制が構築された。教委・学校側の対応や調査が、トラブルを招くケースがあることを踏まえ、国は昨年3月、被害者側の「何があったのか知りたいという切実な思いを理解し対応にあたる」とするガイドラインも定めた。神戸市でも、これまでの第三者委と別に、再調査委員会を立ち上げ、遺族の意向を踏まえながら、いじめと自殺の因果関係を改めて調べる。市教委も自らの組織風土の検証に着手する予定だ。

 真摯(しんし)な反省に基づく改革を進めることは必要だ。しかし、重要なのは改革が現場まで浸透するかどうかだ。枠組みを整えても、現場の教育者に子供を守る気がなければ意味がない。

 教育者の意識に子供は敏感だ。第三者委が同級生らに聞き取りをした際には、「いじめを大人に相談しても無駄」などの声が上がったという。

続きを読む

このニュースの写真

  • 神戸市教委いじめメモ隠蔽 「子供第一」教育者の原点に返れ
  • 神戸市教委いじめメモ隠蔽 「子供第一」教育者の原点に返れ

関連ニュース

「産経WEST」のランキング