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【西論】神戸市教委いじめメモ隠蔽 「子供第一」教育者の原点に返れ

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【西論】
神戸市教委いじめメモ隠蔽 「子供第一」教育者の原点に返れ

調査メモをめぐる経緯 調査メモをめぐる経緯

 首席指導主事は前校長から遺族や裁判所にメモを出すべきか相談を受けたにもかかわらず、上司に報告せずに対応。市教委も対応を首席指導主事に任せきりだった。さらに、昨年8月に「市教委の指示でメモが隠蔽されていた」という重大な報告が自殺後に赴任した校長から市教委幹部に上がったものの、市教委は対応を事実上放置。今年6月に隠蔽が発覚すると、幹部らは「メモが重要との認識はなかった」などと釈明した。

 一連の対応では、市教委は調査報告書の早期完成という事務的な側面に気をとられ、子供の命を失ったという重大事から目を背け、組織防衛に流れたようにみえる。教育の原点は、まず子供を第一に考えることであるはずなのに、この組織では、「大前提」が守られていない。

 組織対応が批判された日本大アメリカンフットボール部の悪質な反則問題も根本にあるものは同じだ。内田正人前監督は「指導と選手の受け取り方に乖離(かいり)があった」として、部の体制や大学を守ろうとした。この対応は、反則をした20歳になったばかりの選手が公の場で謝罪する事態を招いた。学生を守るべき組織が、組織防衛のために学生を切り捨てた。

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