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【関西の議論】「ラスカル」どころか害獣 近畿でエスカレートするアライグマ被害

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【関西の議論】
「ラスカル」どころか害獣 近畿でエスカレートするアライグマ被害

市街地に現れたアライグマを追いかける警察官=平成27年12月、大阪市北区 市街地に現れたアライグマを追いかける警察官=平成27年12月、大阪市北区

 府動物愛護畜産課野生動物グループによると、野生化したアライグマは気性が荒く、人間に向かって攻撃してくることもある。また、感染症の怖れもあり、自治体側はアライグマに近づいたり、食べ物を与えたりしないよう、注意を呼びかけている。

飼育放棄で野生化

 アライグマは北米原産の雑食性の野生動物で、体長40~60センチ、体重4~10キロ。昭和50年代にテレビで放送された人気アニメ「あらいぐまラスカル」の影響で人気を集め、ペットブームに乗って海外から大量に輸入された。

 しかし、アライグマは成獣になると性格が凶暴になり、人間を噛んだり、ひっかいたりするようになる。こうしたトラブルが相次いだことで飼い主が飼育を放棄して郊外に捨てるなどして、全国に野生のアライグマが急速に増えていった。また、学習能力の高いアライグマが、飼育ケージなどの扉を自力で開けて脱走するケースも報告されている。

 大阪府では平成13年度に3頭だったアライグマの捕獲数は、22年度に千頭を突破し、28年度には約2千頭と6年間で倍増した。兵庫県でも28年度の捕獲数は約5300頭にのぼり、兵庫県三木市では昨年度の捕獲数は約1300頭に達している。

 これだけ急速に増えている背景にあるのは、アライグマの繁殖能力にある。

 アライグマは繁殖期の春から初夏にかけて、1頭のメスは平均で3、4頭、多い場合で7、8頭の子供を産む。さらには、日本国内にはアライグマの天敵となる生物がいないため子供の死亡率が低く、増え放題の状態になっているという。

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