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【萌える日本史講座】南海トラフ?平城京を襲った巨大地震の「遺構」を発見 出たのは文化財研究所の下

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【萌える日本史講座】
南海トラフ?平城京を襲った巨大地震の「遺構」を発見 出たのは文化財研究所の下

奈良文化財研究所の敷地内で見つかった地震による噴砂跡=平成26年8月、奈良市 奈良文化財研究所の敷地内で見つかった地震による噴砂跡=平成26年8月、奈良市

 なかでも、14世紀の地震としては、室町時代の正平16(1361)年6月24日の正平南海地震が知られる。推定のマグニチュード(M)は8・4前後。南北朝時代の軍記物語「太平記」などには被害の状況が記録され、震源に近い紀伊半島や四国だけでなく、現在の大阪市沿岸部も津波に襲われたという。大阪の四天王寺、奈良の薬師寺や唐招提寺の堂塔などが倒壊したと記され、震度6程度の揺れだったとみられる。

 奈文研は、発掘で見つかった噴砂跡を後世に伝えるため、現地から地層ごと剥(は)ぎ取って保存。一般の人も見ることができるように、10月頃に開所する新庁舎の1階エントランスで公開することにしている。

 飛鳥美人も襲われた

 奈良盆地一帯では、地震による亀裂や噴砂跡などが各地で見つかっている。飛鳥美人壁画で知られる奈良県明日香村の高松塚古墳(7世紀末~8世紀初め、直径23メートル)では、墳丘上に多数の亀裂が見つかった。古墳全体に及んでいたことなどから、震度6程度の地震が何度も襲ったと考えられている。

 古文書の記録によると、古代の南海トラフを震源とする地震は、887年の仁和地震、1361年の正平南海地震、1707年の宝永地震などが知られる。

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