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「奈良県国際芸術家村」33年度開村へ 天理で起工式

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「奈良県国際芸術家村」33年度開村へ 天理で起工式

奈良県国際芸術家村の完成イメージ(県提供) 奈良県国際芸術家村の完成イメージ(県提供)

 奈良が持つ歴史文化資源の新たな活用拠点となる「奈良県国際芸術家村」(仮称)の起工式が11日、同県天理市杣之内(そまのうち)町で行われた。国会議員や県議ら関係者約70人が参加し、工事の無事を祈願した。平成33年度中の開村を目指す。

 芸術家村の敷地面積は約2・9ヘクタール。国宝や重要文化財が多い奈良の強みを生かし、文化財を活用したり、伝統技術の後継者を育てたりするための複合施設を建設する。

 具体的には、県文化財保存事務所(奈良市)の機能を移転するほか、仏像彫刻など美術工芸の民間修復事業者を集め、文化財修理の現場を一般公開する。技術を学ぼうとする海外の研修生も積極的に受け入れる方針だ。また、観光振興にもつなげようと、敷地内には農産物直売所や農家レストラン、道の駅を設置し、ホテルも誘致。年間55万人の来場を見込む。

 芸術家村の整備事業費は約100億円。費用対効果には懐疑的な見方もあり、県議会でたびたび議論されてきたが、起工式に出席した荒井正吾知事は、「今後発展するためのアイデアはいろいろある。ありきたりでない、クリエーティブな施設にする」と話した。

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