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【西日本豪雨】「川の西側から家が流されてきた」両岸の堤防決壊、行き場失った水の流入続く 倉敷・真備町 

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【西日本豪雨】
「川の西側から家が流されてきた」両岸の堤防決壊、行き場失った水の流入続く 倉敷・真備町 

 広範囲で浸水被害があった岡山県倉敷市真備(まび)町地区で、大半の水が引いた現在も水没状態が解消されていない一画がある。大きな被害をもたらした小田川の支流で堤防が両岸で決壊。行き場を失った上流からの水が住宅地に流れ込み続けているためだ。急ピッチの排水作業で大半の水が引いた他の地域を尻目に、現場では土嚢(どのう)を積むなどの応急対策が10日に始まったばかり。住民は自宅の被災状況を確かめることすらできず、不安を募らせている。(浜川太一)

小田川の支流、末政川が決壊し、いまだに水が流れ出ていた=11日午前、岡山県倉敷市真備町有井地区(彦野公太朗撮影) 小田川の支流、末政川が決壊し、いまだに水が流れ出ていた=11日午前、岡山県倉敷市真備町有井地区(彦野公太朗撮影)

 真備町地区を北から南に流れ、小田川に注ぐ末政川の流域。アスファルトを引きちぎるように寸断された堤防沿いの道路が、濁流のすさまじさを物語っていた。

 近隣住民によると、末政川は大雨の影響で増水し、小田川との合流地点から北に約1キロの地点で、橋が流失。両岸の堤防が相次いで決壊し、上を走る生活道路ごと押し流された。近くに住む女性(65)は西側の堤防が決壊した様子を目撃。「小田川が逆流したのか急激に濁った水が増え、川の西側から家が流されてきた」と話す。

 末政川の水量は平常程度に戻っているが、つぶれた民家や土砂で流れが遮られ、行き場を失った上流からの水が決壊した堤防から東西の住宅地に流入する事態に。真備町の大半で水が引いた11日午前も、倒壊家屋を含めて約20軒が水につかったままになっている。

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