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【西日本豪雨】兵庫・宍粟市に生活再建支援法適用 住宅被害に最大300万円

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【西日本豪雨】
兵庫・宍粟市に生活再建支援法適用 住宅被害に最大300万円

土砂崩れで民家が倒壊し、男性の遺体が見つかった現場=宍粟市一宮町公文(同市提供) 土砂崩れで民家が倒壊し、男性の遺体が見つかった現場=宍粟市一宮町公文(同市提供)

 兵庫県は10日、西日本豪雨による土砂崩れや浸水で住宅60棟以上が被害を受けた宍粟(しそう)市に対し、被災者生活再建支援法の適用が決まったと発表した。住宅被害に応じ最大300万円を支給する制度で、県内自治体への適用は平成26年の丹波豪雨以来。ただ、同市では道路の寸断で復旧がはかどらず、一部地域では電気や水道がまだ止まっている。

 10日時点の宍粟市内の住宅被害は、全壊5棟▽半壊2棟▽一部損壊8棟▽床上浸水10棟▽床下浸水54棟。同法の適用で全壊世帯に100万円、大規模半壊した世帯に50万円が支給される。また、新たに住宅を建設、購入する場合は200万円、補修は100万円が支払われる。

 同市内では土砂崩れなどによる通行止めが33カ所発生。7日未明には同市一宮町公文で土砂崩れで民家が倒壊し、1人暮らしの男性(63)が遺体で発見された。また、公文地区では9世帯19人が一時孤立。翌8日に自衛隊などが現地入りし、ヘリコプターで近くの中学校に設けられた避難所まで搬送された。

 以降も道路寸断の影響で復旧作業が進まず、同市一宮町や波賀町の一部で現在も電気や水道が止まっている。市の担当者は「道路が寸断され、復旧には時間がかかる」と説明。9世帯の21人が市内6カ所の避難所で不自由な生活を余儀なくされている。

 豪雨被害を受け、同市はふるさと納税制度を活用した復興支援寄付金の受け付けを開始。市社会福祉協議会もボランティアの窓口を設けた。市の担当者は「今後も復興に向けて取り組みたい」と話している。

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