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【西日本豪雨】甚大被害の原因、「バックウオーター現象」か…専門家指摘

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 今回、多くの孤立者が出た町内の「まび記念病院」一帯は、倉敷市の洪水・土砂災害ハザードマップで、高梁川などが決壊すると2階の軒下以上が浸水すると想定されていた地域。小田川沿いでは過去にも洪水が発生し、県内で昭和47年に15人、同51年には18人の死者・行方不明者を出した。

 国交省も危険性を認識し、小田川の水位を下げるため、高梁川との合流地点を下流に付け替える工事を今年秋から始める予定だった。しかし、今回の豪雨には間に合わなかった。

 岡山大の前野詩朗教授(河川工学)は「高梁川と小田川の合流地点は、直後に高梁川が湾曲して川幅が狭くなるボトルネック構造で、水位が高めだった。豪雨で水かさが一層増したことによりバックウオーター現象が起き、小田川の堤防を決壊させた可能性がある」と指摘した。

 高梁川と小田川の合流地点付近は、決壊に至らなかった場所でも、かつてないほど増水したとされる。バックウオーター現象は鬼怒(きぬ)川の堤防が決壊した平成27年の関東・東北豪雨などでも起きたとの指摘がある。

 前野教授は「川が合流する地点ではどこでも起こり得る現象だ」と注意を呼びかけている。

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