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【西日本豪雨】「親友が家ごと流された」「息子がまだ中に」…救助続く広島、重機入らず捜索難航

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 記録的な豪雨に伴う土砂災害の被害が出た被災地では9日も懸命の救助活動が続いている。「なんとか無事でいてほしい」。知人や親族らは安否不明者の無事を祈るが、大量の土砂やがれきで重機を入れることが困難な場所も多く、警察や消防、自衛隊などの捜索活動は思うように進まず、難航している。

広島県熊野町の土砂崩れ現場=9日午前
広島県熊野町の土砂崩れ現場=9日午前

捜索始まらず

 土石流が複数家屋を押し流すなど、土砂崩れに巻き込まれた12人が行方不明となっている広島県熊野町。

 「まだ息子が自宅にいるんです」。同町川角の会社員、上林真哉さん(55)は8日、安否が分からなくなっている30代の息子2人を案じ、焦燥感を募らせていた。警察や消防に助けを求めているが、捜索する場所が多いためか、自宅周辺の捜索がなかなか始まらないからだ。

 妻と息子4人で暮らす木造2階建ての民家は、大量の土砂が流れ込み、2階部分が1階部分を押しつぶすような形で、数メートル押し流された場所で倒壊した。妻は「ごめんね。もうちょっと早く避難していれば」と後悔を口にしているという。

 上林さんは、周囲にいくつもの巨石が転がる自宅のあった場所で、「息子が帰ってくるのを信じて待ちたい」と疲れ切った様子で話した。

行方不明者の捜索が続く広島県熊野町の土砂崩れ現場=9日午後
行方不明者の捜索が続く広島県熊野町の土砂崩れ現場=9日午後

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