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覚えてないわけあらへんやろ-滋賀県警取り調べは「どう喝」 殺人未遂事件の調書採用せず 大津地裁

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 滋賀県長浜市で母子を刃物で切り付けたとして殺人未遂罪などに問われた女(44)=懲役11年が確定=に対する滋賀県警の取り調べが「どう喝に準じる」として、大津地裁(伊藤寛樹裁判長)が4月の裁判員裁判で不適切と指摘し、一部の調書を証拠不採用としていたことが9日、弁護側関係者らへの取材で分かった。

 弁護側が証拠請求した取り調べの録画映像で判明。地裁は警察官が作成した調書の一部と、その後に取り調べた検察官の調書を不採用とした。その上で捜査の序盤で取り調べした別の警察官作成の調書のみを採用し、有罪判決を言い渡した。

 関係者によると、取調室で警察官が女に「覚えてないわけあらへんやろ」「やったのか、やってんやろ」などと大声で一方的にまくし立てる様子が法廷に映し出された。伊藤裁判長は「威圧し、どう喝に準じるほどの厳しい言葉だった」とし、この警察官の調書を証拠採用しなかった。

 検察官の調書についても「(取調官の)影響を遮断するなど、問題のない供述環境を確保しているとはいえない」として不採用とした。

 県警の橋本登刑事企画課総括管理官は「指摘は承知しているが、すでに有罪が確定しており、コメントは差し控える」としている。

 判決によると、女は昨年4月、滋賀県長浜市の大型量販店で、7歳だった女児とその母親を刃物で切り付け、重傷を負わせた。弁護側は女に精神疾患があり、責任能力はないと主張していた。

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