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【西日本豪雨】「パジャマのまま逃げて」老人ホーム緊迫 3割浸水の倉敷市真備町

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【西日本豪雨】
「パジャマのまま逃げて」老人ホーム緊迫 3割浸水の倉敷市真備町

西日本豪雨被害 冠水し家屋が倒壊した倉敷市真備町。住民の男性は「こんなん見たことないけん怖かった。異常です」と話していた =8日、岡山県倉敷市真備町(永田直也撮影) 西日本豪雨被害 冠水し家屋が倒壊した倉敷市真備町。住民の男性は「こんなん見たことないけん怖かった。異常です」と話していた =8日、岡山県倉敷市真備町(永田直也撮影)

 堤防の決壊で全面積の約3割が浸水した岡山県倉敷市真備町地区では6日夜から7日にかけ、一帯の推計約4600戸が水に漬かった。「パジャマのまま逃げて」。濁流が押し寄せた同地区の老人ホームでは、とっさの判断で高齢者を避難させた。だが、その後は孤立状態に。夜通しの救助を待つ間、職員や避難者らが協力し合って緊迫した状況を乗り切った。

 6日午後10時半すぎ、真備町川辺の老人ホーム「シルバーマンションひまわり」に勤務する小野可津子さん(51)のスマホに緊急連絡網のメッセージが届いた。近くの系列施設の入所者を3階建てのひまわりに避難させるとの内容。自宅から慌てて車を走らせた。この時点で道路は走行できる状態。ひまわりも浸水していなかった。

 系列施設に9年前から入居する男性(74)は6日午後11時ごろ、職員から「着の身着のまま、ひまわりに逃げてくれ」と告げられた。「パジャマのままでいいから」と言われた別の系列施設の女性も。

 ひまわりのエレベーターは停止しており、職員が数人掛かりで体の不自由な高齢者を運んだ。窓の外では、周辺の水位が一気に上昇し、車がみるみる水没していった。やがて水は2階まで上がってきた。

約150人が孤立した老人ホーム「シルバーマンションひまわり」で作られたSOSのサイン=7日、岡山県倉敷市真備町地区 約150人が孤立した老人ホーム「シルバーマンションひまわり」で作られたSOSのサイン=7日、岡山県倉敷市真備町地区

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