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纒向遺跡から犬の骨 古墳時代のペットか 奈良・桜井市立埋文センターで公開

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纒向遺跡から犬の骨 古墳時代のペットか 奈良・桜井市立埋文センターで公開

纒向遺跡から出土した犬の骨=奈良県桜井市立埋蔵文化財センター 纒向遺跡から出土した犬の骨=奈良県桜井市立埋蔵文化財センター

 奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡の中心部で、古墳時代初め(3世紀前半)の犬1頭分の全身の骨が見つかり、市立埋蔵文化財センターで公開されている。犬は縄文時代から飼われていたが、この時期の骨の出土は珍しい。

 平成26年度の調査で、卑弥呼の館の可能性がある大型建物跡の東側の溝の中から出土。ほぼ全身の骨格が残っているが、性別は不明で、建物跡の時期より古い骨とみられる。

 埋葬されたような状況は確認できず、犬がどのような状況で死んだかわからないが、当時飼われていた可能性があるという。

 また、同遺跡から出土した3世紀後半~4世紀初めの卜骨(ぼっこつ、イノシシの骨)も展示。熱した棒を骨に当て、生じたひび割れで吉凶を占ったとされる。弥生時代から使われていたが、この時期の資料は近畿で2例目という。

 公開は9月30日まで。犬の骨と卜骨などについて解説する纒向学セミナー「動物からみた纒向遺跡」が、14日午後1時半から桜井市立図書館で開かれる。無料だが、聴講には往復はがきによる事前の申し込みが必要。定員270人。申し込み・問い合わせは纒向学研究センター(電)0744・45・0590。

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