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【浪速風】「じゃりン子チエ」もびっくり 西成の路線価上昇

新今宮駅周辺では多くの外国人観光客が行き交っている(薩摩嘉克撮影)
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 平成30年分の路線価で、目を引いたのが「西成」の急上昇である。大阪はインバウンド(訪日外国人客)需要で潤っているが、それが「労働者の街」にも及んだ。JRや南海、大阪メトロなど交通の便が良く、新世界などの観光スポットが近い。なにより簡易宿泊所を改修した安価なゲストハウスが人気という。

 ▼かつて西成区は、日雇い労働者や生活保護受給者が多く、治安が問題視された。大阪市長だった橋下徹氏は「えこひいきする」と手厚い支援の特区構想を打ち出し、大阪都構想が実現すれば「新中央区と改称する」とした。が、行政がてこ入れするまでもなく、西成は変わった。

 ▼こんな川柳がある。「立(たち)飲みの父を待つ子が立読みし」(西川晃)。作家の田辺聖子さんは「この、ほっこり味が大阪風である」と評した。「じゃりン子チエ」が走り回っていそうな街を、リュックを背負った若い外国人旅行者が行き交う。「ほっこり味」を感じているだろうか。

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