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九州北部豪雨1年、住民ら犠牲者を追悼 なお1100人避難

九州北部の豪雨から1年を迎え、福岡県朝倉市の石詰集落で行われた法要で涙をぬぐう女性ら=5日午前
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 福岡、大分両県で死者40人、行方不明者2人を出した昨年7月の九州北部の豪雨から1年となった5日、被災地では住民らが犠牲者を悼み、古里再生への思いを新たにした。壊滅的な打撃を受けた山間集落は復旧の見通しが立たず、なお1100人超が仮設住宅などで避難生活を余儀なくされている。早期の生活再建とともに、災害への備えが課題になっている。

 最も被害が大きかった福岡県朝倉市は午前10時半から多目的施設で追悼式を開いた。遺族のほか、林裕二市長や小川洋県知事が参列し、あいさつする予定。3人が亡くなった同県東峰村も追悼式を実施。大分県日田市役所では正午のサイレンに合わせ、職員が黙とう。

 1年前、朝倉市で観測史上最大の1時間129・5ミリなど記録的な集中豪雨に見舞われ、高齢化した山間集落を直撃した。両県で土砂崩れは約千カ所に上り、推計約20万トンの流木によって家屋の倒壊や流失が相次いだ。

 仮設住宅や民間賃貸住宅を行政が借り上げた「みなし仮設住宅」などで避難生活を続ける人は福岡1032人、大分94人。入居から原則2年で退去しなければならず、住宅確保が急がれる。

 住民の早期避難につなげるため、朝倉市と東峰村は土砂災害の恐れがある山間部で、避難勧告の発令基準を見直した。

 国は被災河川の応急復旧を終え、今後5年間で、川幅を2倍に拡幅する工事や砂防ダムの設置など本格復旧を進める。

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