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【銀幕裏の声】「もう二度と取材できない…」天安門事件最後の証言、ノンフィクション「八九六四」

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 60人の中には同事件の指導者の1人だった王丹さんや、同事件をきっかけに中国に絶望し、日本国籍を取得した評論家、石平さんら今も中国の民主化を訴える論客もいる。

 だが一方で、当時、デモによって社会が変わると信じたものの民主化の夢に破れ、「二度と運動に参加しない」と心情を吐露する人が少なくなかったという。

 「語り継ぐことを許されない歴史は忘れ去られる。現代中国史の大事件に関係した人たちの人間臭い実情を今のうちに書き残せたことを私は何よりもうれしく思います」と取材を終えた安田さんは語った。

■監視下社会の強化

 なぜ、安田さんは「もう二度と天安門事件を取材できない」と言うのだろうか。

 「事件直後、世界の先進国は人権弾圧に抗議し、一斉に対中投資を引き揚げたが、●(=登におおざと、トウ)小平氏が1992年から積極的に外資誘致などに乗り出すと安価な労働力と巨大マーケットに魅了された各国はすぐに中国に戻り、そして中国の奇跡の高度経済成長が始まった…」

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