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【軍事ワールド】米朝首脳会談 本当に“不発”なのか… トランプ外交はミサイルよりマネー中心のディール

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 反体制分子の強制収容や拷問、公開処刑など、脱北者の明かす北朝鮮の人権状況は最悪だ。体制保証はこうした人権抑圧を認めるかのような材料だが、実は核放棄にとっては必要悪のファクターなのだ。

 米朝会談後の共同声明では「完全かつ検証可能で不可逆的な核放棄(CVID)」は記されず、「北朝鮮は朝鮮半島における完全非核化に向けて努力すると約束する」との一文が盛り込まれた。北朝鮮のいう「朝鮮半島の非核化」は在韓米軍の完全撤退を含んでいるという見方もあるが、いずれにせよ非核化を進めるのは政治を抜きにした実務的にも難しいものだ。

 北朝鮮が正直に核兵器を全て廃棄する、というのが米国の目指すゴールだが、その後、核開発に携わった技術者たちをどう処遇するのかという難問が残る。

 米国が金委員長の体制を保証せず、北朝鮮が米国流「自由と民主主義」の国に生まれ変わった場合、あるいはリビア方式よろしく金委員長が権力の座を失ったり、国家体制が崩壊した場合、この科学者たちが諸外国へ極秘のうちに流れていくことは容易に想像がつく。冷戦崩壊時に旧ソ連の軍事・科学技術者が流れていったように。あるいは核技術をテロリストに売るという最悪の結果もありえるのだ。

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