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【ロシアW杯】メッシからエムバペへ 栄光の背番号10が引き継がれた歴史的一戦

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 英雄プラティニ、ジダンの背番号10を引き継いだ19歳の新星が驚異的なスピードでピッチを駆け上がった。

 ロシア・カザンで30日に行われた決勝トーナメント1回戦フランス-アルゼンチン戦。前半10分すぎ、自陣中央でボールを拾ったエムバペがドリブルで前に突進。アルゼンチンの守りの要マスケラーノを置き去りにすると、最後の砦DFロホはもう体ごとタックルして止めるしか手段はなかった。

ゴールを決めて歓喜する「レ・ブルー」(フランス代表の愛称)の新10番エムバペ(AP)
ゴールを決めて歓喜する「レ・ブルー」(フランス代表の愛称)の新10番エムバペ(AP)

 ペナルティーエリアで倒され、PK。グリーズマンが冷静に決めて、フランスが先制した。エムバペは同18分にも守備ラインの裏に抜け出し、またもや倒された。2点目はならなかったが、相手守備陣から前半序盤だけで2枚の警告を引き出し、プレッシャーを与えた。

 欧州と南米の強豪同士の好カード。年の差12歳のメッシとの10番対決が注目された。昨夏、フランスの強豪パリ・サンジェルマンに移籍。ブラジル代表ネイマール、ウルグアイ代表カバニとの黄金トリオを形成し、今季、国内3冠を達成した。代表でも欠かせない存在となり、デシャン監督は「攻撃も守備もやるべきことをしてくれる」と賛辞を惜しまない。

 速くてうまい。そして、決定力がある。アルゼンチンは躍動するエムバペを止めることができなかった。後半19分、23分に連続ゴール。「もっと点を取りたい」と話していたエムバペを中心に青い歓喜の輪ができた。

試合後、アルゼンチン代表の10番、リオネル・メッシを労うフランス代表の10番キリアン・エムバペ=ロシア・カザン(中井誠撮影)
試合後、アルゼンチン代表の10番、リオネル・メッシを労うフランス代表の10番キリアン・エムバペ=ロシア・カザン(中井誠撮影)

 世界のサッカー界は将来、試合が行われたロシア・カザンを10番のバトンが引き継がれた地と記憶するに違いない。「レ・ブルー」(フランス代表の愛称)が初優勝した年に生まれたエムバペが2回目の頂点に立つ道を開いた。

(W杯取材班)

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