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【大阪北部地震】エレベーター閉じ込め339件、停止5万基超…都市部の弱点露呈

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 医療機関でも対応に追われた。大阪府済生会茨木病院(茨木市見付山)では地震発生直後、院内に6基あった全てのエレベーターが緊急停止。いずれも閉じ込められた人はいなかったが、5基は地震当日の6月18日午後5時ごろ、1基は21日まで使えなくなった。

 同病院は、1、2階が外来患者の診察フロア、4~7階が入院患者の病床となっており、エレベーター停止中は自力で歩けない患者を、男性職員6~7人が担架に乗せて階段を上り下りした。地震で骨折の重傷を負った患者も複数人いたといい、担当者は「力のある職員が対応したが、それでも午後には疲れて、ぐったりしていた」と振り返る。

 昼食の時間には入院患者の食事をおぼんに1食ずつ載せ、職員が地下1階からそれぞれの部屋までバケツリレーで運んだ。担当者は「災害時の対応をさらに検討していきたい」と話す。

 大阪市消防局によると地震発生当日、エレベーターに閉じ込められたとする通報は約60件。救出にかかった時間の平均は35・3分、最長は約1時間40分だった。ある消防関係者はこう指摘する。「今回は、火災や津波が同時に発生しなかったため、迅速に出動できた。同時にこれらの災害も起きていれば、救出に向かうのは困難を極めていただろう」

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