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【今週の注目記事】「むろと廃校水族館」〝アイドル〟もいないのに予想外ヒットの理由

外観は新築の小学校の「むろと廃校水族館」=高知県室戸市
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 12年前に廃校となった小学校舎を再利用した水族館が今春、高知県室戸市にオープンした。その名も「むろと廃校水族館」。イルカのような「アイドル」がおらず、「はたして人が来るのか」と陰口も聞かれたが、いざフタを開けてみれば約1カ月で入場者が1万人を超える想定外のヒットに。遠足での予約や問い合わせも相次いでいるというが、一体何が受けているのか。仕掛け人の1人である若月元樹館長(43)に聞いた。

学校らしさを隅々まで演出

 太平洋に面し、南国の日差しを浴びる水族館。周辺に民家は少なく、廃校の理由もおのずとわかる。学校の外観を生かしてリニューアルしており、見た目は新築の小学校だ。

 玄関を入ると左手にげた箱。靴ではなく、理科で使う実験器具などが入っている。その奥に職員室と館長室。予定の書かれた黒板などもあり、たたずまいは学校そのものだ。「学校らしさにも、こだわりました。備品は地元の学校などから集めてます」と若月館長は話す。

 2階に行くと、教室だったスペースに直径3メートルを超える円形水槽が三つ。廊下にも水槽がズラリと並ぶ。約50種千匹が展示されており、地元で獲れた魚やウミガメなどが中心。屋外にある25メートルプールにも、ウミガメたちが悠々と泳いでいる。しかし、イルカやジンベイザメなどといった「アイドル」はいない。

 「漁師さんからいただいたものや、うちの職員が海で釣ったものがほとんど。(アイドルたちを買う)そんなお金もないし…。タカアシガニがいますが、足が欠け商品にはならないということで譲ってもらいました」(若月館長)

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