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【浪速風】いろいろと批判はあるが…「西野ジャパン」は起用も采配も腹が据わっている(6月29日)

決勝トーナメント進出が決まり、酒井宏(左)とタッチを交わす西野監督=ボルゴグラード(共同)
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 「士は己を知る者のために死す」。中国の故事に由来し、自分の存在価値を知ってくれる人がいれば、「この人のために死んでも構わない」と思えてしまう。野球評論家の野村克也さんの「野村ノート」(小学館)に出てくる。サッカー日本代表のGK、川島永嗣(えいじ)選手のプレーにそれを感じた。

 ▼国際試合の経験豊かで、長く日本のゴールを守ってきたが、初戦と第2戦でいずれも判断ミスから失点し、批判の的だった。控えのGKにチャンスを与えるか、責任を感じているベテランの奮起に懸けるか。チームのムードを壊しかねない選択だが、西野朗(あきら)監督は迷いなく、ポーランド戦に起用した。

 ▼負けていながら守りを固めた終盤の采配も、セネガルの結果によっては非難されただろう。が、ある意味、冒険的で豪胆ですらある。突然の就任からわずか2カ月ほどでチームをまとめ、ワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝トーナメント進出を決めた。名将と呼びたい。

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