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【衝撃事件の核心】20年前の乳児コンクリート詰め事件、時効3年死体遺棄罪の判断は? 7月に判決

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 「私の子供なので、自分が死ぬときまで一緒に暮らす気持ちだった」と転居先にもバケツを持ち運んだが、自首前に心境の変化があった。

 将来に悲観して自殺を考えるようになったといい、「自分が死んでしまったら、4人のことを知っている人がいなくなる」と警察に打ち明けることを決意したという。

 被告が法廷で自ら説明したように、弁護側も事実関係に争いはない。争点となったのは、死体遺棄罪の公訴時効(3年)を踏まえて、「どこで遺棄行為が終わったか」だった。

大阪での2つの判例

 被告が4人目の乳児をコンクリート詰めにしたのは9年9月。「最後の遺棄行為」に該当するようにも思え、そうなれば3年の公訴時効はとっくに成立していたことになる。

 だが検察側は、それ以降も「不作為の遺棄が行われていた」と主張した。不作為とは、義務のある人がその義務を果たさずに放置したという意味だ。

 一般的に死体遺棄罪は、遺体を別の場所に運ぶことや、葬祭義務のある人が遺体を放置して葬祭義務を果たさず、宗教的な感情や死者を敬う心情を害することとされる。

 つまり、事件で被告には母親として4人の死亡届を出して火葬や埋葬して弔う「葬祭義務」があったのに、昨年11月に自首するまでその義務を放置し続け、「葬祭義務違反=遺棄行為」がずっと続いていた、という論理だ。

 どちらの主張が正しいのか。死体遺棄罪の時効を判断する上で重要な判例が、過去に大阪地裁で2つあった。

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