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神戸いじめメモ隠蔽 PTA会長が保護者会への説明要望、市教委に

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神戸いじめメモ隠蔽 PTA会長が保護者会への説明要望、市教委に

 神戸市で平成28年10月に市立中学3年の女子生徒=当時(14)=が自殺し、いじめの内容を記した調査メモが市教育委員会の首席指導主事の指示で隠(いん)蔽(ぺい)された問題で、女子生徒が通っていた中学のPTA会長らが27日、市役所で長田淳教育長と面談し、これまでの市教委の対応を保護者会に説明することなどを求める文書を手渡した。

 自殺をめぐっては、学校や市教委は生徒側にアンケートなどへの協力を求める一方、1度だけ開かれた保護者会では「調査中なので後日報告する」などと説明。自殺から1年8カ月がたった現在も報告はないという。

 面談では冒頭、長田教育長が「不適切きわまりない対応や消極的な調査で信頼を失ってしまった」と謝罪。PTA会長からは、すでに卒業した当時の生徒の保護者も含めた保護者会の開催や、隠蔽が行われないための再発防止策の公表、今後は不適切な対応をしないことなどを求める申し入れ書が提出された。

 同席した保護者からは「子供が学校に通っているのに何も説明がないのは悲しい」「先生を信じていたが裏切られた」などの意見が上がった。これを受け、市教委は速やかに保護者側に一連の問題を説明する。

 一方、市教育委員会の臨時会も同日開かれ、新たに有識者会議を立ち上げ、問題の背景分析や組織体制の見直しを行う方針を確認。委員からは「民間の危機管理の視点を取り入れるべきだ」などの指摘があった。

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