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【関西の議論】新「長寿県」に躍り出た滋賀 データ活用と草の根運動が結実 

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 そこで県は翌13年、男性喫煙率の半減を目標に設定した。ところが業界関係者から批判が噴出し、県にも苦情が殺到したという。それでも取り組みを続けた結果、その後若い世代で喫煙率が低下した。

 一方、塩分摂取量では、ボランティアの健康推進員が各地で食事の減塩指導を行うなど、大きな役割を担った。当時の知事だった国松善次さんは「健康は自助努力しかない。どう意識づけをするかが問題だった」と振り返る。

 こうした地道な努力の結果、喫煙率や食塩摂取量は大幅に改善。現在も約3600人の健康推進員がおり、県民の健康づくりを支えている。

 厚労省の28年国民健康・栄養調査では、滋賀県の成人男性の喫煙率は全国で最も低い20・6%。1日の食塩摂取量を少ない順にみると、男性5位、女性7位だった。

 生活習慣の改善とともに病気による死亡率も低下。脳血管疾患で死亡する人の少なさは男性が全国1位、女性で2位。がんは男性で2位、女性で14位だった。

 同課は「主要な生活習慣病の死亡率の低さが、平均寿命を押し上げた要因」とみている。

大学が分析

 今回、男性の平均寿命が初めてトップとなったことを受け、その要因を科学的に分析しようと、県衛生科学センターは滋賀大と協力し、改めて平均寿命と生活習慣との因果関係を調査。都道府県別生命表や国民健康・栄養調査、社会生活基本調査、社会教育調査など計12の統計や調査を比較、分析した。

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