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強く優しく平和を願い…「旧陸軍航空将校の精神、語り継ぎたい」松江護国神社禰宜が「留魂」執筆、発刊

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 それらを基に、主としてフィリピン・レイテ戦で戦死した56期生の特攻隊長10人を取り上げた第1巻を平成28年12月に発行した。

 さらにその後、会員らが高齢で次々と亡くなるなど戦争体験の風化の加速度を肌で感じ、「生き残った方々の話は今しか聞けない」という焦燥感にかられた。1巻では掲載できなかった将校たちの姿を描くとともに、生き残った同期生たちの思いも紹介しようと続編の制作を決意。このほど第2巻を刊行した。

 2巻では、沖縄戦などを中心に戦死した56期生7人と生き残った同期生らの回想を掲載した。

 「陸士卒業生というと、現代では『頭の固いエリート』という固定観念など悪玉扱いされているように思うが、残された資料や証言などから伝わってくるのは強く優しく、平和を願う姿」と工藤さん。単に自分を鍛えるだけでなく、指揮官として常に部下を思いやる心が求められた士官学校教育に今こそ光を当てるべきだと考え、「後に続く人たちをひたすら信じて死んでいった将校たちの思いに報いたかった」。

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