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【オトナの外来】指導者に必要なマネジャー的発想…根性論を振り回せば組織崩壊へ

日大アメリカンフットボール部の反則問題をめぐって記者会見で謝罪する前監督ら(宮崎瑞穂撮影)
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 日本大学アメリカンフットボール部に所属していた選手が、関西(かんせい)学院大学との定期戦で相手選手に悪質なタックルをした問題で、「誰が指図したのか?」が大きな焦点になっています。

 一連の報道で、日大の前監督や前コーチの圧力が相当強く、反則行為を犯した選手も逆らえなかったといわれています。今回の問題でも、体育会特有のパワーハラスメントが大きな注目を集めています。テレビで前監督や前コーチの会見、さらには日大広報や学長などの話をみるとハラスメントの概念を理解していないように感じます。

 先日、男性問題の専門家で集まって、男女共同参画の流れの中での「男性の心の揺らぎ」に関して議論しました。

 テストステロンという攻撃的なホルモンをもつ雄(男性)は常に組織のトップを目指して支配的であろうとします。それが、問題をこじらせ、最悪の場合は戦争などの争いが起きる怖れもあるので、女性のような協調性が必要とされるのが現代社会です。つまり、昔の男性観を修正するのが難しいことが「男性の心の揺らぎ」になっているのです。

 日大の指導者はこの流れに取り残され、自分の行為が世間の常識と乖離(かいり)していることにまったく気づいていないようです。これはセクハラを繰り返す権力者にも同じことがいえます。学生個人よりも組織を守ろうとする意識が強いので、一連の対応になったような印象です。

 体育会系に限らず、組織を強くするためには個人を鍛え上げる必要があります。特に運動の世界では厳しい指導につながり、はた目にはパワハラと受け取られる可能性があります。

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