【ロシアW杯】本田に注目する露メディア かつてモスクワでプレー 日本代表の顔
サッカーのワールドカップ(W杯)で3大会連続のゴールを決めた日本代表の本田圭佑(パチューカ)がかつてプレーしたロシアで注目を浴びている。地元メディアは本田が、ロシアの名門クラブ・CSKAモスクワの元FWであることを強調し、「本田はW杯史上、アジアで最も優れた点取り屋」と報道。日本代表メンバーの中でもロシアで広く顔が知られている本田のプレーに着目しており、本人の動向やロシア代表に選ばれた元同僚を応援する発言などを伝えている。
欧州CL史上初のベスト8入りに貢献
本田は2010年1月、移籍金900万ユーロでオランダのVVVフェンロから、CSKAモスクワに移籍。ロシアプレミアリーグで初めてプレーする日本人になった。同2月に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦で早速デビューを果たすと、アウェー戦で決勝点となる直接FKを決め、クラブ史上初、ロシアリーグ所属チーム史上初となるCLベスト8進出を果たす原動力となった。
本田の無回転FKは相手GKにとって脅威になった。本田が得点を奪うと、揺れるボールの軌道に相手GKが目を丸くして驚くことさえあった。ロシアのサッカーファンはCSKAモスクワのユニホームを着た本田が、チームを何度も勝利に導いた数々のプレーを覚えている。