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【浪速風】日本サッカーの父・クラマーさんが教えた「残心」(6月25日)

セネガル戦の後半、同点ゴールを決め柴崎(左)、大迫(右)と喜ぶ本田=エカテリンブルク(共同)
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 寝不足の人が多いのではないか。サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会。深夜の日本とセネガルの熱戦に手に汗を握り、終了後もなかなか眠れなかった。勝ち点1の引き分けで決勝トーナメント進出に前進したが、「悔しい」「勝ちたかった」という選手のコメントが頼もしい。

 ▼デットマール・クラマーさんは「日本サッカーの父」と呼ばれる。1964年の東京五輪に出場する日本チームの強化のため、西ドイツからコーチとして招かれた。合宿で「“ツァンシン”という言葉を知っているか?」。首をかしげる選手たちに「日本の剣道の言葉だ」と言った。「残心(ざんしん)」だった。

 ▼「サッカーでも非常に大切なことだ。相手との競り合いで、完全に勝ったと思っても決して油断してはならないし、次の状況に対応できる準備を忘れてはならない」。サムライブルーの動きは残心を身に付けていた。日本は強くなったと、泉下のクラマーさんは目を細めているだろう。

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