【ロシアW杯】日本の初戦金星で関連グッズ「特需」
熱戦が続くサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本代表の関連グッズの売れ行きが好調だ。直前の監督交代などで不安視された「サムライブルー」だが、1次リーグ初戦で強豪コロンビアに勝利すると関心も急上昇。活躍した選手のユニホームなどが飛ぶように売れている。
大阪市北区のサッカー用品店「サッカーショップKAMO梅田店」は、関連グッズ100種類以上をそろえてW杯商戦を“キックオフ”。4月の監督交代前後は「客足もそこそこ」だったが、大会直前パラグアイ戦に勝利して以降、客足が伸び始めた。
1番人気は選手の名前入りユニホーム。パラグアイ戦で得点を挙げたMF乾貴士(30)の「14」やMF香川真司(29)の「10」に加え、コロンビア戦後は決勝点を挙げた大迫勇也(28)の「15」が特に売れている。
次いで人気なのは、タオルマフラーや選手のユニホーム風Tシャツ。19日のコロンビア戦当日は、顔に国旗や背番号を貼るフェースペイントを購入する人が多かったという。吉村卓也店長(39)は「連日、閉店まで行列が絶えない」とうれしい悲鳴。4年前のブラジル大会並みの売れ行きといい、「決勝トーナメントに進んでもっと困らせてほしい」とさらなる“W杯特需”に期待した。
セネガル戦を友人らと観戦するため、香川のユニホーム風Tシャツを購入した兵庫県猪名川町の大学生、北野蘭さん(21)は「普段はサッカーを見ないけど、初戦で一気にファンになった。大迫選手みたいな『半端ない』活躍で、次も勝ってほしい」と笑顔で話した。