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「ポジティブになるきっかけの場に」大阪・ミナミに発達障害に悩む人たちが集うバー 

「同じ悩みを持つ人が気軽に集まれる場所にしたい」と話す橋際義さん(右)=大阪市中央区東心斎橋
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 発達障害のある人が集うカフェバーが大阪・ミナミにある。店主は、自身も当事者である橋際義(はしぎわ・つとむ)さん(33)。同じ悩みを持つ人が気軽に集まれる場所を作りたいと、2年前に店を開いた。客の悩みに耳を傾けながら、得意なことを聞き出して店でイベントを開いてもらうことも。客同士が交流し、前向きになれる場所を目指している。

 飲食店やバーが集まる東心斎橋の雑居ビルの4階にカフェバー「金輝(きんき)」はある。15人も入れば満席になるこぢんまりとした店だ。

 じっとしているのが苦手で触わるものがあると落ち着くという人のために知恵の輪を用意し、特定の分野に強い関心がある人のためにさまざまな種類の図鑑をそろえるなど、「お客さんの意見を取り入れて、過ごしやすい店を目指している」と橋際さん。

 自閉症の啓発カラーをイメージした青色のカクテルや、健常と障害の間を示す「グレーゾーン」をテーマにした灰色のカクテルなども人気で、「黒歴史撲滅カクテル」「人生激甘カクテル」などユニークなネーミングのカクテルもある。

 橋際さんは神戸市出身。子供のころは自覚がなかったが社会人として働き始めると、「コミュニケーションがおかしい」と指摘されるようになったという。ミスを叱責されることも多く、インターネットショッピング関連の企業や印刷工場などで勤めたものの、長続きしなかった。職業訓練校に通っていた26歳のときには共同作業で自分の意見を主張しすぎて周囲から浮いてしまい、人間関係がうまくいかず鬱病に。病院で診察を受けた際、発達障害と診断されたという。

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